サービスマネジメントプラクティス (ITIL 4)
ITIL のマネジメント・プラクティスの 1 分野
可用性管理
活動 :
可用性の目標値について合意
可用性レベルを満たすインフラストラクチャとアプリケーションの設計
可用性の測定に必要なデータを収集できるように
可用性のモニタリング、分析、報告
可用性の改善の計画立案
可用性は、平均故障間隔 (MTBF) と平均サービス回復時間 (MTRS) で表される
事業分析 → 事業分析プラクティス (ITIL)
キャパシティおよびパフォーマンス管理
サービスが、合意済みで期待されたパフォーマンスを達成し、費用対効果の高い方法で現在および将来の需要を満たすことを確実にする
変更実現 → 変更実現プラクティス (ITIL)
インシデント管理 → インシデント管理プラクティス (ITIL)
IT 資産管理 → IT 資産管理プラクティス (ITIL)
モニタリングおよびイベント管理
イベント : サービスやその他の構成アイテム (CI) を管理するうえで重要な意味を持つ状態の変更
問題管理 → 問題管理プラクティス (ITIL)
リリース管理 → リリース管理プラクティス (ITIL)
サービス・カタログ管理
サービス・カタログ内のサービスのリストは、現在利用可能なサービスを表す
サービスのリストを全ての顧客やユーザに適用できるとは限らない → 様々な利害関係者に対して、詳細度の異なる種々のビューを提供すべき
サービス構成管理 → サービス構成管理プラクティス (ITIL)
サービス継続性管理
目的 : 災害の発生時にサービスの可用性およびパフォーマンスを十分なレベルで維持することを確実にすること
サービスデザイン → サービスデザインプラクティス (ITIL)
サービスデスク
課題、質問、要求を報告するための経路をユーザーに提供するもの
サポート・チームと開発チームは、サービスデスクと緊密に連携して、ユーザーと顧客に対して連携型のアプローチを提供する必要
サービスレベル管理
サービスレベル : 期待または実現されるサービス品質を定義する 1 つ以上の測定基準
サービスレベルアグリーメント : 必要とされるサービスとサービスで期待されるレベルを規定するためのサービス・プロバイダと顧客との間で結ばれる合意文書
スイカ SLA 効果
スイカのように、外見は緑 (問題なし) だが、実際の中身は赤い (問題あり) 状態
例えば、可用性 99.9 % という SLA だとして、サービスがそれを満たしていても、顧客にとって重要な場面で使用できないことがあると、満足度は下がる
顧客の要件、課題、懸念事項、日常的なニーズに向き合い、耳を傾ける意識と努力が必要
サービス要求管理
サービス要求 : 通常のサービス提供の一部として合意されたサービス活動を開始する、ユーザまたは権限を与えられたユーザ代理人からの要求
サービスの妥当性確認およびテスト → サービスの妥当性確認およびテストプラクティス (ITIL)